飲食店の空調には、大きく分けると、フロアー用と厨房用の二つがあります。どちらにもエアコン本体からそのまま風を吹かせるタイプと、いったんダクトに風を送り、必要なところに分散させて吹かせるタイプがあります。直接のタイプは、取り付けの費用も安価で、定期的な清掃も本体のみですからコストパフォーマンスに優れています。
ダクトタイプは、小さく区切られた個室のような所も温度管理し、店全体を均一に空調できるメリットがあります。厨房に関しては、最近はダクトタイプでスポット的に、作業している人の付近に風を送るタイプが一般的になってきました。風の向きも変えられるので便利です
*写真2。 |
|
 |
*写真1 |
|
厨房用天蓋(フード) |
飲食店舗であればほぼ設備される熱器機の上部に設備するフードです。
一般的にはステンレスの1.0mm以上の厚みで熱器機より一回り大きく作ります。フード内にはグリスフィルター(油脂除去装置)と防火ダンパーが設備されます。消防法上必要な設備です。 |
|
|
|
 |
*写真2 |
|
パンカールーバー |
パンカールーバーというエアコンの吹き出し口です。厨房は暑いですが全体を冷やすことはむずかしいので、スポット的に人の居る方向に冷気を飛ばします。左右360度、上下にも動くので好きな方向へ風を向けられます。風の速度も速く到達距離が長いため、割と遠くへも冷気を飛ばせます。 |
|
|